荷物の準備 滞在中の住まい スペインの交通  通信手段
 短期留学の場合は、必要最低限の衣料と辞書や日本語で書かれた文法書など極力少ない荷物で向かうのが良いでしょう。冬服などがかさばる場合には、旅行用の圧縮袋を利用するのもいいでしょう。ただし、圧縮してスペースが空くと、詰め込みすぎて最大持ち込み重量 (航空会社によって異なるが約20kgまで)を超えて高い追加料金を取られます。
 長期留学の場合は、冬服夏服など必要なものを日本から滞在先のピソや学校に送っておくことをおすすめします。荷物は最も早いものなら4日ほどで届きます。送料は、航空便、エコノミーパック、船便など、それぞれの送り方によって異なります。

〜衣類〜

 スペインの気候は1年を通して乾燥しており、夏は35℃〜40℃、冬は最低マイナス10℃くらいまで下がります。(地域によって異なります。)
短期留学の場合は、その季節にあった衣類を日本から持って行くといいですが、長期の場合、現地で購入した方がいいでしょう。
 皮革製品などは日本のものより安くて質のいいものが買えますので、冬にコートを何種類も持って行くよりは現地で買ったほうがいいかもしれません。
下着や靴下なども現地で購入できますので、スペインでの生活に慣れるまでの間に必要な分を持っていけば十分です。
 学校によってはパーティーなどを催す場合もありますので、フォーマルな服装を1着持っていってもいいかも知れません。余裕のない場合には必要ありません。
衣類の洗濯については、スペインの洗濯機は衣類を傷めやすいです。学生寮やピソなんかでは、あまり高性能な洗濯機は置いてないでしょう。
 場合によっては手洗いのほうがマシ、なんてこともあるので洗濯用ネットを持っていくと便利です。洗剤は、日本で市販されているような液体タイプの洗剤を使用するのが良いでしょう。

〜化粧品・薬・コンタクトレンズ〜

 スペインは年中空気が乾燥していますので、保湿性のある化粧水や乳液などを持っていくと良いでしょう。日本で売っているメーカーのものをスペインでもスーパーやデパートなどで購入することができます。夏は日差しが強いので、日焼け止めも忘れずに。
 シャンプーやコンディショナーも購入できます。カタルーニャ地方やバスク地方では、他のスペインの都市と少し水質が違うので、持って行ったシャンプーなどが泡立たないといったこともあります。滞在先についてすぐにシャワーを浴びたいという方は、旅行用の小さなものを持っていくと良いでしょう。
医薬品は、風邪薬、胃腸薬、頭痛薬などを日本から持っていくと良いです。スペインでも購入できますが、作用が強すぎるものが多いようですので、普段使っているものを持っていくことをおすすめします。
お酒の好きな方、または花粉症などのアレルギーを持った方も同じく、それらに対応した薬品を日本で購入する必要があります。
 コンタクトレンズは、滞在日数分より少し多めに持っていくのがいいでしょう。スペインのデパートやコンタクトレンズを取り扱った眼鏡店で購入することができますが、日本で使っているものと同じメーカーを購入するのは難しいので、日本で購入することをお勧めします。
 紛失や不良品があり、どうしても購入しなければならない必要があれば、使用しているレンズの度数やベースカーブ(BC)が表示されたケースやパッケージをお店に持っていけばレンズを購入することができます。レンズやレンズのケア用品の値段は日本とあまり変わりありません。

〜書籍・文房具〜

 スペインで生活するにあたり辞書を欠かすことはできません。 西和・和西辞書はもちろん、旅行会話の本、ポケットサイズの辞書なども持っていくと便利です。日本で使っていた文法書、単語帳などもあればいいです。
  また、最近では電子辞書でスペイン語の辞書が収録されているものもあります。これには国語辞典も含まれていますので長期留学する方には便利です。
 スペインでの生活に慣れ、学校での授業が進むにつれて、西西辞書やより詳細な文法やことわざ、現地での言い回し等が書かれた本を購入する必要が出てきます。これらは学校の先生が薦めるものや自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
 文房具はスペインにも100円ショップのようなものがあり、そこで必要な文房具は全て揃えることができます。
 日本について書かれた本を一冊持っていくのもいいでしょう。日本食、日本史、茶道や華道、柔道などについて書かれているものがあればいいです。また、それらをスペイン語で書いてある本もありますので、書店で尋ねてみてください。

〜パソコン・電化製品〜

 長期滞在の場合は、ドライヤーや目覚まし時計、ラジオなどの購入は全て現地で購入した方が良いでしょう。短期の滞在で、日本から持っていく場合には旅行用の電圧を220ボルトに切り替えられるものを買うか、ヨーロッパ用の変圧器とスペインで使える丸型の差込口アダプタ(コンセント)を持っていく必要があります。ラジオは現地で購入して、聞き取りの練習に使用すると便利です。
もし、DELEを受けるならば、DELEの聞き取りテストの過去問集は全てカセットテープに記録されているので、カセットテープを使えるもの、ウォークマンやラジカセを買うか、学校で借りることができればそうしたほうがいいでしょう。
 パソコンはDVD付きのノートパソコンがあれば現地のレンタルビデオ店でスペイン語のDVDを見ることができるなど便利ですが、インターネットやメールに利用するだけの方は学校のパソコンを利用するか、学校のパソコンを使えない場合には、ネットカフェを利用すればよいでしょう。ネットカフェでは日本語を使えるものと、そうでないものがあります。文字を読むだけなら、どこのネットカフェでも読めますが、書くとなると日本語のソフトが入ったパソコンを利用する必要がありますので、学校などで日本語の使えるネットカフェの情報を聞くなどして確かめてください。

〜お土産・日本食・その他〜

 荷物に余裕があれば、お世話になる学校やファミリアの方におみやげを持って行くのも良いです。日本茶や和風のしおり、絵葉書など安くてかさばらないものでいいです。
 浴衣などを持って行って着せてあげてもたいへん喜ばれます。
 日本食は、日本茶、インスタント味噌汁などを持っていくといいでしょう。海苔や梅干しを持っていっていくのもいいですが、スペイン人には気味悪がられることも…
 また、スペイン人のみならず、他国からの留学生には日本人のファッションに関心を持つ方が多いです。世界の様々な国から見て、日本人のファッションセンスはかなり高いようです。もし、学校で日本のことを紹介する機会があれば、ファッション雑誌を持って行って紹介してもいいかもしれません。会話を弾ませる良い材料となります。

 スペインでの生活をするにあたり、住居選びは最も大切なことの一つです。ここでは、いくつかのパターンを紹介いたします。

〜ホームステイ(Familia)〜

 スペイン人の家族と一緒に過ごすことのできるのがファミリアです。スペイン人がどういった暮らしをしているのか体験するには最も適した形態です。
 語学学校に依頼しておけば学校が手配してくれるのですが、実際には当たりはずれが大きいです。部屋はどこもベッドと勉強ができる環境は最低限整っていますし、食事は、申し込み時の契約によりますが、3食付きが普通 です。洗濯は別料金を取るところが多いです。
 食事の心配をしたくない方、家族のぬくもりを味わいたい方、少しぐらいうるさいお母さんに面 倒をみてもらいたい、なんていう方はファミリアが良いのではないでしょうか。
 当たり外れが多いというのは、食事がまずい、シャワーの時間が長いと文句をつけてくるなど、そういった事が多いです。
 しかし、よっぽど食事が貧しかったりすればこちらからクレームを付けることも必要でしょう。よほどひどい学校に言って、迷わず別 のファミリアかピソに移りましょう。
 また、ファミリアの家族の方に迷惑をかけるような行為は当然やってはいけません。門限を守る、自分の部屋の掃除をする、ゴミを出す、騒音を立てないなど、マナーをしっかり守りましょう。仲良くなればスペイン料理を教えてくれたり、街の名所に連れて行ってくれたりと良い事もたくさんあります。

〜ピソ(Piso)〜

 CompartidoコンパルティードとCompletoコンプレートコンパルティードにしてもコンプレートにしても語学学校の場合だと日本にいる時に、どこのピソに宿泊すればいいか、手紙でピソの住所が送られてきます。大学の場合は、ファミリアかレシデンシアを紹介されることになりますが、ピソに住みたい場合には大学の紹介所や掲示板、インターネット、張り紙などで探します。この場合は自分で電話をしたり、契約をしたりしなければなりません。
 コンパルティードとは4〜5部屋ある1つのアパートやマンションに数人で住む形態のものです。ベッドルームなどは個室で、キッチンやリビング、バスルームは共同で使うといったものがほとんどです。大体のピソにはバスルームが2つありますので、男女に分けて利用するなど、一緒に住む人たちと話し合い、規則を作って共同生活します。
 調理道具や家具、照明などは揃っているので、自炊をして生活すれば長期で滞在しようという方には最も安くつくものとなります。
 同居する人達は、外国人ばかりであったり、スペイン人ばかりであったり様々です。メリットとしては色んな国の人々と国際交流ができたり、料理を作りあってパーティーをしたり、夜、皆で出かけたりできることです。
デメリットは、集団生活なので中にはマナーを守らず夜中騒いだり、洗い物をしなかったり、電気や水道の無駄 使いをする人が出てくることです。そういった場合にははっきりと忠告することが必要です。
 コンプレートとはピソを1つ丸々借り切ってしまうということです。当然、家賃は他の形態と比べると高くなりますし、大家とのやり取りや、何か問題が起こったときには自分で解決しなければなりません。この形態で滞在される方の多くは、会社や大学から派遣されてきている方で、経済的な面 や語学の面でもある程度の力のある方です。
 ほとんどの留学生の方は、コンパルティードを選ぶようです。せっかく海外で過ごすのですから、一人で過ごすよりたくさんの人と接する機会を持ったほうがいいと考える方が多いようです。

〜レシデンシア−学生寮−(Residencia)〜

 大学や語学学校が所有しているものを利用できます。
 しかし、都市や入学時期によっては、スペイン人の学生のほうが優先され日本人が短期で入寮することは難しいかもしれません。
 私立の語学学校の場合は、空いていれば即日住むことができます。住んでいる人たちは、大体がスペイン人の学部生で、たまに一般 の職についている社会人の方もいます。
 スペイン人と接する機会が多いのはファミリアについで2番目にあたるのではないでしょうか。学生寮での部屋は個室でベッドと洗面 台と勉強机がおいてある程度でとても狭いものが多いです。
 マドリッドやバルセローナなどの大都市の学生寮は大きめの個室にトイレとテレビが備わっているものもあります。しかし、どこもお風呂や洗濯機は共同で使用するものが多いです。寮によってはパソコン室や自習室があり、インターネットも無料でできます。
 値段は各都市の物価によって異なるでしょうが、1日20〜30ユーロくらいです。食事は3食付いているものが多く、食堂で決められた時間に食べます。
 学生寮には若い人から中年くらいの方まで幅広い年代の方がいますので、食事の時間に会話をしたり、週末の夜にディスコに出かけたりなどで生きたスペイン語を学ぶことができます。

※詳しい料金等は各学校の料金表をご覧ください。

 スペインでは、各都市間を移動するのに鉄道ではなくてバスを利用するのが一般 的です。スペイン国内を旅行するならば、何度も利用することになるでしょう。
 マドリード〜バルセローナ間などの長距離バスもあるので、交通費を節約したい方は利用してみるといいでしょう。ただし、7時間から8時間かかります。飛行機だと1時間です。鉄道はバスと比べると割高で、場合によってはバスより時間がかかります。

〜スペインの空港から滞在先まで〜

 スペインの空港に着けば、そのままタクシー乗り場へいきます。そこから、各都市へ向かうバスや列車の出ている駅へと向かいます。夜に空港に着いた場合には、空港のある都市で一泊してからということになります。空港で待っているタクシーは、ぼったくりタクシーが非常に多いので「早く行ってください」や「ボラないでください」「〜ユーロで駅まで行ってください」といった文を事前に調べておいたほうがいいかもしれません。

 ここでは、Eメールや国際電話、郵便またスペインでの携帯電話の利用について説明いたします。

〜国際電話〜

 国際電話をかける場合、ホームステイ先からの電話だと電話料金などの問題が起こる可能性がありますので、公衆電話からかけることをおすすめします。
 公衆電話ではコインとテレフォンカード、プリペイドカードが使えますが、最も割安なのがプリペイドカードです。
 プリペイドカードはキオスクや郵便局で購入でき、利用時間はカードの種類や料金によって異なります。使い方は、カードに記載されている番号をダイヤルした後、ガイダンスに従って相手先の電話番号を押すだけです。
残りの利用可能時間は使用するごとに伝えられます。

 日本へかける場合は、国際電話識別番号の00をダイヤルした後、日本の国番号81を押し、相手先の市外局番から最初の0を除いた番号をダイヤルします。

〜郵便〜

 日本への郵便はハガキの場合、0,75ユーロで1週間から10日ほどで届きます。小包の場合、航空便と船便があり、船便は日本に着くまでに3ヶ月ほど時間がかかり、航空便はハガキと同様に1週間かから10日で届きます。
 料金は船便の方が安いですが、箱の中のものが傷ついたり壊れたりする場合もあります。どちらの場合も、1箱の重量 は20kgまでと制限されていますのでご注意ください。

〜Eメール〜

 日本とのメールのやりとりは、学校のパソコンやネットカフェで行うことができます。語学学校のパソコンは日本語対応のものが設置してあることが多いですが、ネットカフェでは日本語に対応したものがない場合があります。
 日本からパソコンを持っていった場合は、220ボルトに対応していれば変圧器がなくても、コンセントのプラグをヨーロッパ用に替えれば利用できます。
 モジュラージャックは日本のものを使えますので、電話回線が設置されていればネットに接続できます。

〜携帯電話〜

 スペインでも携帯電話は普及し、留学生でも利用する人は増えてきています。携帯電話の契約形態は日本と同様で様々ですが、多くの留学生はプリペイド式の携帯電話を利用しています。
 プリペイド式の携帯電話は身分証明書を提示すれば購入でき、利用する分の通 話料金を携帯電話のショップで支払うというものです。

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